ゴールデンローテオン優勝構築〜じゃれないクチートと爆速テラキオン〜

お久しぶりです。
弥生さん主催のゴールデンローテオンに参加し、優勝しました。
オン・オフ問わず個人戦での優勝はあまり経験がないので嬉しいですね。
せっかくなので構築記事を書きました。
よければお読みください。

１．パーティ紹介
●クチート@クチートナイト

いじっぱり
いかく→ちからもち
143(140)-172(252)-145-x-115-85(116)
アイアンヘッド/れいとうパンチ/ふいうち/つるぎのまい

H:16n-1(余り)
A:ぶっぱ
S:追い風下ガブ抜き

メガ枠。今回は実験的にじゃれつくを外してみました。
仮説として「アイアンヘッドではなくじゃれつくを押さないといけない相手はれいとうパンチでも事足りるのではないか」と考え、実戦の中で試しました。
結論としては充分アリ。
特に追い風クチートならば楽にガブボルトやサザンを処理できるため、オススメできるレベルの強さでした。
等倍火力が落ちたり、水タイプへの打点がなくなったり、と少し使い勝手は変わると思いますが……。
攻撃が外れない・無効化もないというのは計算はしやすいです。
努力値配分は再考の余地大いにあり。

●シャンデラ@タスキ

ひかえめ
すりぬけ
143(60)-x-110-216(252)-110-125(196)
かえんほうしゃ/シャドーボール/エナジーボール/トリックルーム

H:16n-1
C:ぶっぱ
S:最速バンギ抜き

クチートの相方枠としての割と普通のシャンデラ。
クチートが水タイプに何もできなくなった分を補うため、エナジーボール採用。
クリアスモッグとどちらにするかギリギリまで悩みました。
結論はどっちでもよかったというか、運よく、雨パやスイクン等の苦し紛れにシャンデラを出しておかないと打点が足りない構築やトリパの展開が必要な相手がおらず、そもそもあまり選出していないです。


●ガブリアス@いのちのたま

ようき
さめはだ
183-182(252)-116(4)-x-105-169(252)
ドラゴンクロー/じしん/がんせきふうじ/つるぎのまい

ASぶっぱ

普通の珠ガブ。がんせきふうじの枠は構築次第です。
今回はウルガモスが重すぎるので岩技が必要になりました。
マンダやヨロギガモスに対する回答になるうえ、命中率も高いのでがんせきふうじ一択かなと思います。

●サンダー@ラムのみ

おだやか
せいでんき
197(252)-×-120(116)-147(12)-132(76)-127(52)
10まんボルト/ねっぷう/おいかぜ/はねやすめ

H:ぶっぱ
B:A194メガガルーラのすてみ確2
C:余り※
D:C194メガネサザンドラのりゅうせいぐん確2
S:最速バンギ+3※

※非理想個体のため実際はCSはこれより少し低いです。

いつも使っているせいでんきサンダー。
特殊打点はだいたい受け切るし、物理は物理で触ったやつを機能停止させるし、ラムのみのおかげで事故もしないし、優秀な技範囲とそれなりの火力で自分でも詰めていけるし、あまりにも使い得ポケモンだと思っています。
せいでんきサンダーを戦闘に出すとマンダ使いは絶望します。
入手困難なことがネックですが非常にオススメです。
(勝ち筋は減りますがプレッシャーでも強いと思います。)
今大会もこいつでドンドン詰めていきました。

●サザンドラ@こだわりメガネ

おくびょう
ふゆう
189(188)-x-112(12)-161(124)-112(4)-157(196)
あくのはどう/りゅうのはどう/きあいだま/だいもんじ

H:CSの余り
B:A177メガガルーラのすてみタックル最高乱数×2以外耐え
C:H181メガガルーラをきあいだまで確1
D:余り
S:最速90族抜き

Cを削って耐久とSが上がったサザンドラ。
個人的に、ギルガルドワンパンを諦められるなら、C特化のメリットはかなり薄いのではないか、と思っています。
ここまで削っても、みがわりは置かせない程度の火力はあります。
耐久数値はもう一歩欲しいのが本音ですが、無振りサザン確一調整を高乱数で耐える程度には固いです。
実際それで勝てた試合もあります。
あとは無補正ガブボルトを抜けるのもえらいですね〜。

●テラキオン@こだわりスカーフ

ようき
せいぎのこころ
167(4)-181(252)-110-x-110-179(252)
いわなだれ/インファイト/じしん/うちおとす

ASぶっぱ

個人的今大会MVP。おそらくマンダ環境のせいですが、
訳がわからないくらい刺さっていました。
スカーフを持たせるとはいえ、性格はようき推奨です。
舞ったメガマンダを上から叩けるのはめちゃくちゃ強いので。
加えて、プレイヤー心理として、テラキオンを見ると、ふうせんやタスキを警戒してがんせきふうじ等でつついてみる、ということはよくあると思います。
そこにつけ込んで暴れ回れるのも強かったですね。
ただし強力な鋼・フェアリー・水打点や鬼火には弱いです。
うちおとすの枠は使わなかったのでなんでもいいです。
せいなるつるぎかストーンエッジかな？
ストーンエッジは撃っても弱いと思います。

●選出
クチート+(サンダーorサザンドラ)+(残り3匹から2匹)
基本はこのパターンです。
クチートサンダーガブリアスという並びが強いので、なるべくそこで詰めることを意識しました。

２．戦績
予選4勝2敗(うち1敗はめもさん)で2位抜け。
決勝トーナメント3勝で優勝！！！
トータル7勝2敗
(当たらなかった大会参加者とのフレ戦含めると10勝3敗)

ちなみに、準優勝のめもさんは8勝1敗です。
優勝者より勝ってるって何？

３．対戦振り返り
予選や決勝トーナメントの1試合毎に色々な意図や駆引きがあり、詳しく書きたいところですが全ては無理ので一部だけ。

●予選-めもさん戦
予選からは負け試合を。
こちらがクチートサンダーガブリアス+テラキオン
めもさんがウルガモスジバコイルボーマンダ+ポリゴン2

ジバコイルにやられた、という一言に尽きた試合。
サンダー以外の3体がいいようにやられ4-0負けでした。
ガブリアスを活かせなかったなーと思います。
ここで
・クチートがれいとうパンチ持ち
・テラキオンがスカーフ持ち
という情報は与えつつも
・ボーマンダが準速
・ジバコイルはメガネアナライズ型
・ウルガモスがヨロギ持ち
という欲しい情報は貰えたのは良かったです。
初見でジバコイルの型決め打つのは無理ですので。

●準決勝-れもんあめさん戦
運勝ちの感はありますが、とても白熱した試合でした。
こちらがクチートサザンドラテラキオン+サンダー
れもんあめさんがクレセリアウルガモスガブリアス+クチート

クレセリア処理のためのサザンドラ、ウルガモス処理のためのテラキオンがそれぞれ簡単に落とされてしまい、
クチートとサンダーだけで4体を相手するハメに。
じしんでこだわっているガブの択をなんとか避けながら
クチートでつるぎのまいを積み、アイアンヘッドでクレセリアをひるませつつ倒し、相手のクチートのじゃれつくを避けてなんとか勝利。
こう書くとただの運だけマンみたいになっちゃうんですが、クチートとサンダーだけになってから16ターンの間、
毎ターンギリギリの読み合いが続き、とても頭を使う試合でした。

●決勝-めもさん戦
地獄の再戦。お互い読み合いがキツイのもさながら、
「一瞬で終わっちゃったらどうしよう…」と悩んでいました。
こちらがクチートサンダーガブリアス+テラキオン
めもさんがゲンガーボーマンダジバコイル+ポリゴン2

めもさん視点のツイキャス放送の録画がありますので、
それを見ながら僕の考えを読んでもらえたらと思います。

★録画はこちらhttps://twitcasting.tv/memomomo33/movie/736979893